2010.04.20
熱狂に包まれた勝利
勝てば首位浮上の一戦。迎え撃つ相手は、ここ3試合続けてホームで辛酸をなめさせられてきた"天敵"。この最高のシチュエーションに、埼玉スタジアム2002の雰囲気はキックオフ前から最高潮に達していた。
優に4万人を超える"赤きサポーター"。その期待は、すぐさま歓声、そして熱狂へと姿を変えた。試合開始からわずか8分で2点のリード。その後、何度か訪れたピンチを組織的なディフェンスでしのぎ切ると、後半27分にはダメ押しの3点目を加え、難敵相手に完勝を収めた。
J1でのホーム通算150勝目を挙げ、昨年5月5日以来、実に349日ぶりとなる単独首位の座にたどり着いた浦和レッドダイヤモンズ。ホームゲームの公式戦通算入場者数が1000万人を突破したこの日、"赤き軍団"はサポーターの情熱をその背に受け止め、ただひたすら勝利を求めた。
熱狂の舞台で登り詰めた頂点。試合後、スタジアムには「We are REDS!」の掛け声が、いつまでもこだまし続けた。
すべて、ピッチに置いてくる。
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