2010.08.25
前を向く姿勢
後半のゴールラッシュで5試合ぶりの勝利。チームを久しぶりの歓喜へと導いたのは、後半から投入されたエスクデロ・セルヒオの「前を向く姿勢」だった。
まずはビッグチャンスを演出。後半の立ち上がり、平川忠亮からの縦パスを受けたエスクデロは、迷いなく前を向くことで相手DFの警戒心をあおると、絶妙なボールキープで平川の攻め上がりを促す。そしてそのまま、オーバーラップする平川の前方へと正確なパスを供給し、この日最初の決定機を演出した。
次は自らがゴールに迫る。スピラノビッチの先制点から7分後、左サイドでの積極的な仕掛けからシュートコースを見つけると、迷わず右足を一閃。ゴール右隅を狙うコントロールショットで、相手の戦意を奪う貴重な追加点を叩き出した。
今季のリーグ戦は11試合に出場し、うち9試合が途中出場。限られた時間の中ですべてを出し切り、限られたチャンスの中で結果を残すエスクデロの前を向く姿勢が、浦和レッドダイヤモンズを歓喜へと導いた。
すべて、ピッチに置いてくる。
【関連するキーワード】
浦和レッドダイヤモンズ,