640x360_20110202_chance.jpg

2011.02.09

世界を驚かせた日本代表のフィジカル:「THE CHANCE」外伝

日本人はフィジカルでも世界と闘える。フットボールの世界で"定説"のように語られてきた「日本人選手はフィジカルの弱さを技術でカバーする」という考え方を、「THE CHANCE」最終セレクションに臨んだ4人の高校生が覆した。

選手のフィジカル能力を数値化するSPARQテストで、4人の日本代表選手はいずれもハイスコアをマーク。世界中から集結した100名の選手の中でトップのスコアを記録した熊田陽樹選手を筆頭に、木下ロベルト選手が5位、宮崎弘輝選手が12位、平野伊吹選手が13位の記録を残し、日本人のフィジカル能力とポテンシャルにおいて強烈なインパクトを残した。

02.jpg

■SPARQテスト結果
熊田陽樹選手:99.38/1位
木下ロベルト選手:93.52/5位
宮崎弘輝選手:89.03/12位
平野伊吹選手:88.88/13位

長年、SPARQテストにかかわっているセレクションのスタッフは、日本人選手のフィジカルについて次のような言葉を残している。

「SPARQテストとは、4つの種目を総合して選手のフィジカルレベルを数値化するもの。日本人選手が記録したスコアはとても高く、称賛に値するものだ。以前、イングランドで計測したアマチュア選手の過去最高値が110前後のスコアだったことを考えると、これは相当なレベルにある」

また、プレミアリーグに所属するフルアムのスカウト担当者で、過去に稲本潤一選手を見いだしたジョン・マーシャルは、「今回のセレクションで、日本人選手は技術だけでなく、フィジカル能力が高いことも分かった」とコメント。

さらに、イングランドのクラブでユースチームの指揮を執るアントニオ・ファランガは、4人の日本代表選手を注意深く観察し、その総合力を高く評価している。

「日本人選手の状況判断力、技術、スピード、そして戦術理解度の高さには正直、驚いた。ポテンシャルはかなり高いと思う。最終セレクションでは残念な結果になったけど、彼らにはまだまだチャンスがあるはずだ。自分を信じて前に進み、自分で運命を切り開いていけば、チャンスは必ず訪れると思う」

01.jpg

毎日の部活の練習を通じて鍛えられたフィジカルは、世界基準でも十分に通用することを4人の高校生が証明してみせた。努力は裏切らない。この事実は、将来プロを目指す、多くの若きフットボールプレーヤーにとって大きな励みにもなるはずだ。

すべての若きフットボールプレーヤーにとって、チャンスの扉は常に開かれている。NIKEFOOTBALLでは、「THE CHANCE」プロジェクトを継続的に開催していく予定。今後もNIKEFOOTBALLからの情報に注目してほしい。

【関連するキーワード】
THE CHANCE 2011, 宮崎弘輝, 平野伊吹, 木下ロベルト, 熊田陽樹,

mixiチェック