2011.03.07
初ゴールの長友佑都を進化させる「感謝の心」
インテル加入後6試合目の出場。長友佑都に歓喜の瞬間が訪れた。
後半途中出場、ファーストタッチは右足のシュートだ。チームが大量リードを奪っている展開で、自分をアピールするために何が必要かを長友は理解していた。そして迎えた84分、ゴール前でパスを受けた長友は、複数のマーカーに囲まれながらも、素早く体を反転し、左足を一閃。放たれたボールは力強く精確にゴールネットへと突き刺さった。
得点後は、すぐさま指揮官の元に駆け寄り、祝福に訪れた仲間には「お辞儀のパフォーマンス」で喜びを表現。「感謝の心」を座右の銘とする長友は、チャンスを与え続けてくれる指揮官と、ボールを集めてくれた仲間への感謝を忘れなかった。
「『感謝の心』は、絶対にブレないものとして心の中にある。これがブレると成長できなくなってしまう」
どんなに環境が変わっても、自分の信念を曲げないこと。絶えることのない「向上心」、決してブレない「感謝の心」が、長友を進化させる。