負傷の影響もあり、リーグ戦の出場は25試合。常にピッチに立ちたいと願う本人にとって、満足のいくものではなかったはずだ。

しかし、ひとたびピッチに登場すれば、フランク・リベリーは違いを見せつける。

「ボールを速く正確に扱う技術がある。タッチが柔らかい上に、姿勢が崩れず、上体がブレないので、選択肢を複数持った形でプレーしている」

風間八宏氏はリベリーのプレーを分析し、「繊細さが速さを生む、その分かりやすいケース」だと語る。

「リベリーのすごさは、ものすごく細かいステップが容易に踏めること。最初のタッチで全く止まらず、スムーズに次の動きへと移行しているので、急速なギアのチェンジに相手が対応できなくなる。さらに、この状態で体がブレていない。これは本当にすごいこと」

スピードとテクニックを融合させたピッチを統べる華麗な"新皇帝"。

風間氏の解説でリベリーのスピードに迫り、キミも最速を目指せ。

今後も世界トッププレーヤーの「スピード」を風間氏が分析していくので、お見逃しなく。
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