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2011.09.14

強豪同士の好勝負、ドローに持ち込んだ"勝利への執念"

欧州最強の称号を懸けた闘いが幕を開けた。

その初戦、現欧州王者バルセロナとイタリア王者が相まみえた注目の一戦は、2-2のドローで終了。好勝負の口火を切ったのは、パトだ。開始わずか24秒、圧倒的なスピードで守備陣を切り裂くと、精確なシュートで相手GKのまたを抜き、冷静にゴールネットを揺らした。

出鼻をくじかれたバルセロナも王者の意地を見せる。36分にペドロ・ロドリゲスのゴールで同点に追いつき、後半開始早々にはFKから逆転弾を沈めた。

しかし、熱戦はこれで終わらない。終了間際のロスタイム、CKからチアゴ・シウバがヘディングシュートを叩き込み、土壇場で同点ゴールをマーク。絶対的な王者とのアウェイ戦でも、最後まで決して諦めない気持ちが、劇的な幕切れを呼び込んだ。

世界最高の選手たちが激突した試合の命運を最後に分けたのは、気持ちだった。

勝利への飽くなき執念がある限り、好勝負は続いていく。

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