2010.02.15
セルヒオ・ラモス:勝負は一瞬だ
仲間からのボールは瞬時に彼のもとへと届く。
相手ディフェンダーの厳しいマーク。でも、まだスペースは残されている。それがわずか2メートルであっても、相手を置き去りするには十分なはずだ。なぜならセルヒオ・ラモスは、3歩目にはもう宙を舞っているのだから。
1秒で2メートル。それはセルヒオ・ラモスにとって十分な時間と距離だ。事実、彼は2月6日の国内リーグ戦で、厳しいマークに遭いながらも完璧なヘディングでゴールを記録し、チームの勝利に貢献している。彼は勝つために必要なプレーを知っている。
このゴールで、彼はヘディングでも世界最高峰の選手であることを証明した。世界トップクラスのディフェンダーであるだけでなく、勝つためにゴールを奪える選手であることを。
セルヒオ・ラモスのスパイクは、フォワードへとパスを送る時はもちろん、彼自身がパスを受ける時にも威力を発揮する。
精確さを生み出すスパイク。その血に流れるディフェンダーのスピリット。そして、ゴールを生み出すヘディング。
勝つために何ができるか。