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2010.02.16

フェデリコ・マケダ:若き才能の爆発

2009年4月5日、マンチェスター・ユナイテッドは最大のピンチを迎えていた。2連敗後に迎えたアストン・ヴィラ戦で、1点のビハインド。仮にこの一戦を落とせば、リーグ連覇の夢がついえる可能性もあった。

試合終了まで残り10分。マンチェスター・ユナイテッドはクリスティアーノ・ロナウドのゴールで2-2の同点に追いつく。しかし、これで流れをつかんだかのように見えたが、決勝点を奪えぬまま、試合はロスタイムへと突入する。

勝利を手繰り寄せたのは、無名の17歳だった。この日、途中出場でトップチームデビューを果たしたフェデリコ・マケダは、鋭い反転で相手ディフェンダーを一瞬にして置き去りにすると、そのまま右足を一閃。鮮やかなカーブを描いたボールはゴールへと吸い込まれた。

勝ち点3を獲得し、首位の座を堅守したマンチェスター・ユナイテッドFCは新星の誕生を祝福。アレックス・ファーガソン監督は後に、この時のマケダの決勝ゴールを「リーグ優勝を決定付けた瞬間」と振り返っている。

勝つために何ができるか。

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