ハル・シティAFC戦で、勝利への飽くなき執念と強靭なスピリットを見せ付けたアーセナルFC。彼らはこの敵地での戦いで、チームにとって重要な意味を持つ勝ち点3を手にしている。

前半14分、華麗なドリブル突破からアンドレイ・アルシャヴィンが奪った先制点は、この試合のハイライトになるかと思われた。だが、本当のドラマは、同点の状態で迎えた試合終盤、後半ロスタイムに待ち受けていた。ハル・シティAFCサポーターの心を打ち砕き、アーセナルFCのサポーターを歓喜にいざなう逆転弾。優勝争いへの希望をつなぐ貴重な決勝ゴールは、ニクラス・ベントナーの右足から生まれた。

高さとスキルを兼備する、デンマーク代表のエースストライカー。その高さと、アーセナルFC仕込みの柔軟なボールコントロールは、日本にとっても大きな脅威となるはずだ。

2003-04シーズン以来の覇権を目指し、アーセナルFCは新たなタイトルを獲得することができるだろうか。