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2010.03.24

常勝軍団の牽引者

前節、試合終了間際にまさかの失点を喫し、土壇場で勝ち点3を逃した鹿島アントラーズ。迎えた第3節、チームを再び「常勝の軌道」へと乗せたのは、開幕戦で勝利を決定付けるゴールをマークしたマルキーニョスだった。

スコアレスのまま迎えた83分、右サイドでパスを受けたマルキーニョスは、ワンステップでボールを完璧に制御。ペナルティーエリア内の状況を瞬時に見極め、右足を素早く振り抜くと、正確無比なアーリークロスは、相手守備陣をあざ笑うかのように味方の足元へとピンポイントで届けられた。

あまりにも華麗な決勝点の演出。マルキーニョスはアシストの場面について、「味方がファーにいたけど、中央が空いていた」と冷静に振り返る。

勝利から2日後に34歳の誕生日を迎えたマルキーニョスは開幕前、「アジアの頂点に立ちたい」と宣言していた。愚直なまでに勝利を目指すスピリット。常勝軍団を次のステージへと導くのは、勝利に飢え続ける冷静なベテランストライカーかもしれない。

次の「史上初」を見つけにいこう。

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