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2010.04.30

10年目の100ゴール

リーグ戦で、ここ3試合勝ち星から見放されていた鹿島アントラーズ。王者を救ったのは、来日10年目の"サムライ"だった。

4月24日に行われたJ1第8節。1-1で迎えた後半、出場停止明けのマルキーニョスが、古巣を相手にエースの貫禄を見せ付ける。

まずは後半6分、完璧なラストパスで小笠原満男の逆転ゴールを演出すると、その9分後には野沢拓也のスルーパスにいち早く反応し、得意の右足で駄目押しのゴールをマーク。勝負を決定づけたこの得点は、マルキーニョスにとってJ1通算100ゴール目のメモリアル弾となった。

自身が退場処分を受けた第5節にチームがシーズン初黒星を喫し、出場停止中の2試合はいずれもドロー。ピッチに立てなかった"サムライ"は、誰よりも勝ちたかったはずだ。

史上5人目の快挙を成し遂げたマルキーニョス。戻ってきたエースに導かれ、鹿島アントラーズが王者の威厳を取り戻した。

次の「史上初」を見つけにいこう。

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