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2010.06.07

あらゆる障害を乗り越え、報われた努力。

様々な想いを胸に、挑戦者たちが集ったNIKE ELITE SELECTION。西日本の選抜チームには高校生の選手がズラリ並ぶ。そんな中、中学生ながら正ゴールキーパーの定位置を獲得した吉田稜。その挑戦の道のりは、どんな障害にも負けない強い意志の証だ。

「セレクションのことを知った時、受かるのは難しそうだと思いました。でも、やってみなきゃわからないと思って。とにかく何でもチャレンジするのが好きなんです。」競争相手となるであろう高校生世代にも臆せず、挑戦を決めた吉田だったが、次に待っていたのは日程の障害だった。

「始めは東日本のセレクションを受ける予定で申し込んでいたんです。でも所属チームの試合が重なってしまって受験できなくて。」東日本への参加がダメだとわかると、すぐに西日本のセレクションに申し込んだ。大阪までの旅費は、学割を利用しても軽く1万円を超える。中学生の彼にとっては大金だ。だが、「金銭面でせっかくのチャンスを諦めたくなかった」という吉田は、自分のフットボールライフのために使おうとコツコツ貯めてきたお金で、セレクション会場までの交通費を賄った。

素早い反応と着実なフィードで選抜入りを果たした吉田。大会に向けて一番楽しみにしていることは、その雄姿を父親に観てもらうことだ。「所属チームでは控えが多く、なかなかプレーする姿を観てもらえない。お父さんにプレーする姿を観てもらえることが、一番の楽しみです。周りや相手は高校生が中心だけど、そんなのは関係ない。年上相手でも、ゴールキーパーは第2のキャプテン。みんなが見ていない部分を見てカバーしたいです。」

国を背負って戦う選手もいれば、自らの夢と家族の笑顔を背負って戦う者もいる。キミは、キミ自身の挑戦を続けているか。間もなく始まる第1ラウンド、GROUP STAGEに注目だ!

※THE NIKE CUP JAPANの申し込みは終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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