2010.08.17
世界と闘った2人
世界を経験した2人が、首位への道を切り開いた。
前半は相手のペース。厳しい暑さの中、我慢の時間帯が続いた。
迎えた後半9分、田中マルクス闘莉王が均衡を破る。味方からの左クロスをファーサイドで待ち構え、一度はボールが頭上を越えて右サイドに流れたが、あきらめずにゴール前へと駆け込むと、右サイドからのクロスに豪快なダイビングヘット。好機を見逃さず、古巣を相手に貴重な先制点をマークした。
そして、勝負を決定づけたのが玉田圭司だ。こちらも好機を見逃さず、後半34分に一連の流れから追加点を奪うと、その4分後には持ち前の加速を生かして駄目押し弾をマーク。
勝負どころを見極める力。世界と闘った2人のプレーには、勝負を制するためのヒントが隠されている。