記録的な猛暑となった8月、王者は足踏みを続けていた。J1通算350勝に王手をかけながらも、3分け2敗とリーグ戦は未勝利。無敗の7月とは対照的に、"王者らしさ"は鳴りを潜めた。

しかし、足踏みの時間はもう終わりだ。9月最初のリーグ戦、鹿島アントラーズはついに勝利の雄叫びを上げた。誰よりも勝利を待ちわびていたサポーターたちの前で。

栄光の歴史に新たな1ページを刻んだ鹿島アントラーズ。苦難の時を乗り越えた王者が、誇り高き"同士"たちの見守る前で、ついに逆襲ののろしを上げた。

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