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2010.10.19

壁を乗り越えるための"指針"

原口元気はもがき、苦しんでいた。

今季、18試合に出場しながら、わずか1ゴール。早くから注目を集め、17歳11カ月3日というクラブの日本人最年少ゴール記録を持つ男は大きな壁にぶち当たっていた。

しかし、努力は裏切らない。J1通算900得点というメモリアルなゴールが生まれたこの日、原口が19試合目の出場で今季の2得点目をマークする。79分、左サイドから中央へと切れ込む"得意の形"から右足を振り抜いて奪った、第10節以来のゴールは、浦和レッドダイヤモンズを3連勝へと導く貴重な追加点となった。

「プロになって課題がすごくたくさん見つかって、悩みまくって、でも練習するしかないと思って、練習だけはやめませんでした。その成果だと思います」

クラブにとって次のメモリアルへとつながる原口のゴール、そして試合後に彼が残した言葉は、プロを夢見る多くのフットボールプレーヤーにとっても貴重な"指針"となるに違いない。

すべて、ピッチに置いてくる。

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