2010.11.19
ゴールへの渇望とキャプテンシー
クリスティアーノ・ロナウドのゴールへの渇望が、世界王者からの歴史的な大勝へと導いた。
ポルトガル代表がホームに迎えたのは、同じイベリア半島のライバル。
前半、狙いすましたループシュートを流し込んだロナウドは、判定がオフサイドになると、キャプテンマークをピッチに叩き付けて全身で怒りを示す。
単なる親善試合の1試合ではない--。
最強の"武器"、サファリ柄マーキュリアルを装備してアグレッシブにゴールへ向かい続けるロナウドのプレーが、前半終了間際に結実する。
軽快なステップでDFをかわして強烈なシュートを放つと、GKが弾いたところを味方が押し込んで先制ゴール。
得点、そして勝利への強い気持ちを見せるキャプテンにけん引され、ポルトガルは後半も3ゴールを奪って圧勝する。
今夏の祭典で失意を味わわされた相手を破り、世界にその力を誇示したポルトガル代表とロナウドが栄光へ向けて再び加速し始めた。
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