17歳でイタリアに渡ったパト、新生ブラジル代表の初陣でデビュー戦ゴールをマークしたネイマール。フットボールの"王国"は、才能の宝庫としてその名を馳せる。当然ながら、ブラジルのセレクションは最大の激戦区だ。

この"王国"の「THE CHANCE」最終セレクションを見事に突破した6名の原石に注目しよう。生まれつき偉大なフットボールプレーヤーは存在しない。しかし、彼らには偉大な選手になるための"遺伝子"が組み込まれているはずだ。

以下：ポジション/生年月日/着用スパイク

■フェリペ・フランコ（FELIPE FRANCO）
FW/1993.6.8/ティエンポ
足元の技術に優れ、ブラジル人プレーヤー特有の魅せるプレーも得意とするウインガー。

■ジエゴ・アマラル・ゴンサルヴェス（DIEGO AMARAL GONcALVES）
MF/1992.3.3/ティエンポ
無尽蔵のスタミナを誇り、マークのセンスに長けたセントラルMF。確かなテクニックでゲームをコントロールするプレーヤーだ。

■ユーリ・デ・ヘスース・メシアス（YURI DE JESUS MESSIAS）
MF/1991.9.11/ティエンポ
戦術的柔軟性を備え、フィールドの様々なポジションで卓越したテクニックを披露する万能派。フィジカルの強さにも定評がある。

■ユーリ・ゴレンツバイグ（YURI GORENTZVAIG）
FW/1990.6.26/マーキュリアル
身体能力が高く、ブラジル仕込みのテクニックと欧州スタイルのプレーを特長とするゴールハンター。抜群の得点能力を誇る。

■ウェズレイ・ライゼマン・ダ・シルヴァ・オリヴェイラ（WESLLEY RAIZEMAN DA SILVA OLIVEIRA）
FW/1992.5.25/マーキュリアル
持ち前のスピードを生かし、相手ゴールに襲い掛かるストライカー。闘争心を前面に押し出したプレースタイルで相手守備陣に脅威を与える。

■マウロ・ダ・オリヴェイラ・ナバーロ（MAURO DE OLIVEIRA NAVARRO）
MF/1991.7.29/マーキュリアル
強さと速さを兼ね備えたプレーヤー。ボールテクニックとマーキングの技術に優れ、中盤からゲームを支配する。

彼らブラジルの6名や、日本での選考を突破した木下ロベルト選手、平野伊吹選手、宮崎弘輝選手、熊田陽樹選手の4名を含めた各国の代表100名が、イングランドで2011年1月19日～23日に行われる「THE CHANCE」の最終セレクションに集結。1年間のイングランド留学をかけて、最終メンバー8名の枠を競い合う。