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2011.01.07

「THE CHANCE」長友佑都から日本代表4名へのメッセージ

1月19日からイングランドで開催される「THE CHANCE」の最終選考に臨む宮崎弘輝選手、木下ロベルト選手、平野伊吹選手、熊田陽樹選手へと送られた長友佑都選手からのメッセージ。世界の舞台で闘う長友選手の言葉には、最終セレクションを勝ち抜くための貴重なヒントが秘められている。

「高校生くらいの年代では、一人ひとりストロングポイントがあると思うので、それを伸ばしていってほしい。実戦のピッチには22人の選手がいる。その中で目に付くのは足の速い選手やトラップがうまい選手とか、武器がある選手だと思う。自分のストロングポイントを伸ばせば、必ず人の目に付くようになるので、そこで勝負してほしい」

「僕自身、人一倍練習していたという自信がある。才能のある選手はたくさんいるけど、努力を継続できない人もいる。そういう選手はなかなか上に行けない。だから、一人で努力していくことは大事だと思う。メンタルがブレたら壁は乗り越えれない。苦しい時は必ず訪れるけど、苦しければ苦しいほど、それを乗り越えれば自分が成長できる。うまく行かない時こそチャンスだと思ってやってもらいたい。自分はこれだけやっているんだという自信が、強いメンタルに絶対につながるはずだから」

さらに長友選手は4人からの質問に対し、力強いアドバイスを残した。

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宮崎弘輝選手
本気でプロを目指したのはいつ頃ですか?プロを志したきっかけは?
長友選手――「大学も最初の頃は一回も試合に出たことがなかった。メンバーにも入れなかったし。でも、2年の夏頃にメンバーに選ばれて、大学選抜の候補にも初めて選ばれて。そこからかな、プロを意識するようになったのは。それまでは、正直、プロは厳しいかなと思ってた。何が起きるか分からないから、常に準備することが重要。それを忘れないでほしい」

木下ロベルト選手
体格やフィジカルで自分に勝る相手(海外の選手)と闘う上で大切なことは何ですか?
長友選手――「体を正面からぶつけてしまうと、向こうの選手のほうが体重もあるし、強いので。でも、日本人はアジリティーなら勝てる。相手の前に入れれば、こっらの勝ちだから。日本人は素早さを高めていけばいいと思う」

平野伊吹選手
海外の舞台で世界と闘うことの意味、得られるものはどんなものだと思いますか?
長友選手――「それは自信だと思う。セオ・ウォルコットとのマッチアップで彼を止めた時、自分に自信が持てて、メンタルがブレなくなった。大舞台でも、試合中、堂々とプレーできるようになった」

熊田陽樹選手
大舞台で緊張しないコツは何ですか?
長友選手―― 「やはり自信を持つこと。『ミスしたっていいや』ぐらいの気持ちでプレーすることが大切。ミスを恐れて、例えば縦パスを入れられそうなところで横パスに逃げていたりしてはダメ。勝負する時は勝負するというチャレンジする気持ちを大事にしてほしい」

そして最後に、長友選手は4人の次の言葉を伝えた。

「若いタイミングで世界に挑戦できるのは本当にすごいこと。何も恐れずに、思い切ってやってほしい。そして同時に、日本の代表に選ばれたことに過信せずにやってほしい。
才能があるのは間違いないけど、上には上がいる。常にそのことを意識しながら努力していってほしい。自分のすべてを出せるよう、楽しみながら頑張ってきてください」

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