2011.04.07
希望とともに、鹿島が復興への第一歩
実に1カ月ぶりとなる実戦の舞台。100パーセント満足のいく準備も難しい状況で、鹿島アントラーズは再スタートのピッチに立った。
序盤は防戦一方の展開。その後、野沢拓也の直接フリーキックや興梠慎三のスピードに乗った突破からチャンスを作り出すが、後半、スローインの流れからゴールを奪われてしまう。敵地で許した先制点。鹿島は窮地に追い込まれた。
しかし、この一戦に懸ける思いが鹿島を突き動かす。迎えた71分、野沢のコーナーキックから同点弾をマーク。最後まで勝負をあきらめなかった鹿島が、敵地で貴重な勝ち点1を手に入れた。
「WITH HOPE WE CAN COPE」
試合後、選手たちが掲げた「希望とともに乗り越えよう」のメッセージバナー。大いなる希望を胸に、鹿島が復興への確かな一歩を踏み出した。
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