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2011.07.14

浦和を加速させる原口元気のスピード

原口元気がボールを持つ。それは、試合のリズムが加速する合図だ。

16分、左サイドからゴール前へと鋭く切り込む。最終的にオフサイドの判定となったが、原口のスピーディーなドリブル突破から生まれたチャンスシーンにスタンドが沸いた。

スコアレスで迎えた後半、埼玉スタジアムに歓喜の瞬間をもたらしたのは原口の右足だった。ペナルティーエリアの外、やや左の位置でボールを受けた原口は、得意のカットインから右足を一閃。鋭く低い弾道のボールがファーサイドのネットを突き刺し、チームは待望の先制点をゲットした。

この先制点で勢いに乗った浦和レッドダイヤモンズは、後半34分に追加点を加え、2-0で勝利。

「練習通りにうまく決めることができた。あれは、みんなががんばってくれたから決められたもの。みんなのゴールです」

試合後の原口の言葉は、2つのことを証明する。

日々の努力は裏切らない。そして、周囲への感謝がチームを勝利へと導く力になるということだ。

原口元気がボールを持つ。それは、浦和レッドダイヤモンズが加速する合図でもある。

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