2011.09.28
初アシストの長友、磨き続ける"武器"がインテルを導く
欧州王者の座を懸けた闘い。王座への返り咲きを目指すインテルが、敵地モスクワで貴重な勝ち点3を手に入れた。
開始6分に先制点をマークしたインテルをさらに勢いづかせたのは、長友佑都とジャンパオロ・パッツィーニのコンビネーションから生まれた23分の追加点だ。右サイドを駆け上がった長友が対峙するDFを一瞬の加速で抜き去り、強烈なクロスを送ると、パッツィーニが右足でダイレクトに合わせ、鮮やかにゴールネットを揺らした。
長友のスピードと、パッツィーニの精確なシュート。一瞬の駆け引きの中で勝機を見いだし、大胆に勝負を仕掛けた長友と、的確かつ俊敏なパッツィーニのストライカーらしい動きがチームに貴重な追加点をもたらした。
勝負を分けるのは、一瞬だ。ピッチ上で迷っている時間はない。その一瞬を逃さないように、トッププレーヤーは日々、自分の"武器"を磨いている。
大会初アシストを記録した長友は「勝つことが大事だった」という言葉を残した。
すべては勝利のために。彼らが日々、磨き続ける"武器"が、新生インテルを力強く導く。
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