2012.02.21
円熟味を増すピルロ、盟主復権へのチャレンジは続く
円熟味を増す司令塔が、新天地でまばゆい光を放ち続けている。
18日にホームで行われたリーグ戦、ユヴェントスは先制点を奪われる苦しい展開に。しかし、この逆境をアンドレア・ピルロが切り開く。
22分、ゴール正面でFKを得ると、繊細なボールタッチで右足を振り抜く。放たれたボールは壁をすり抜けゴールネットへと吸い込まれ、試合を振り出しに戻す同点ゴール。74分には再び正確無比なFKをゴール前に供給し、逆転ゴールを演出する。
さらに81分には、相手GKのキックミスをダイレクトで前線に供給し、ファビオ・クアリアレッラのダメ押し点をアシスト。3得点すべてに絡む活躍を見せ、逆転勝利に大きく貢献した。
慣れ親しんだクラブを離れ、盟主復権を掲げるユヴェントスの門を叩いたピルロ。欧州屈指の司令塔は、豊富な経験と卓越した戦術眼、そして極上のボールタッチを武器に、加入してわずか半年で、無敗を続けるチームの絶対的な存在となっている。
ユヴェントスを再び王座へと導くこと。これがピルロに与えられた使命だ。
チャレンジを続けるピルロが、チームを力強くけん引していく。