新天地での初ゴールから1週間後、「宮市亮」の名前が初めて招集メンバーリストに記された。

迎えた強豪との一戦で、宮市は自らの力を証明する。

リーグ有数の強豪を相手に、70メートル近くを独力で突破。マーカー2人を圧巻のスピードで振り切ると、冷静にラストパスを供給した。惜しくも得点には結びつかなかったが、日本を活性化させるだけの「個の力」を見せつける瞬間だった。

海外の地で磨く「個の力」。スピードという絶対の武器を、日本のために生かす時が迫る。

「自分はスピードが持ち味」

宮市亮、19歳の若き才能が、日本の地で躍動する。