最大のライバルとのダービーマッチ。絶対に負けることが許されない試合で、アーセナルが勝利への執念を示した。
 
歓喜への道は平たんなものではなかった。開始4分に失点し、34分にも追加点を奪われる苦しい立ち上がり。早々に2点のビハインドを追った。
 
しかし、アーセナルは諦めなかった。前半のうちに2ゴールを挙げて同点に追いつくと、後半早々には逆転。極めつけはテオ・ウォルコットの躍動だ。65分と68分に圧倒的なスピードを示した快速FWは、立て続けに2ゴールを奪取して試合に終止符を打った。
 
5得点を決めての大勝。アーセナルは、"攻撃"というクラブの"アイデンティティ"を示して最大のライバルを打ち破った。
 
絶対に勝利をつかみ取るという強い信念。のしかかる大きな重圧をはねのける強じんな精神力。
 
アーセナルは苦境を乗り越え、最大の歓喜を手にした。勝利のためにまい進し続けるガナーズが、フットボールを進化させる。