連覇を目指す"赤い悪魔"が、ついに定位置へと返り咲いた。

首位奪還の原動力となったのは、公式戦2戦3発と好調のウェイン・ルーニーだ。

36分、ハビエル・エルナンデスが放ったシュートに反応し、絶妙のタイミングで飛び出すと、GKの鼻先でコースを変える技ありのキックで先制点をマーク。71分にはPKのチャンスを逃さず、試合を決める一撃を叩き込んだ。

昨年10月に首位の座を明け渡して以来、同じ街を本拠地とするライバルクラブに首位の座を明け渡していたマンチェスター・ユナイテッドだが、苦しい状況にありながらも、エースはゴールという結果でチームをけん引。決して気持ちを切らすことなく勝ち点を重ね続けた結果が、約5カ月ぶりの定位置への返り咲きだ。

どんな逆境に陥ろうとも、虎視眈々とゴールを狙い続け、チームを勝利へと導くこと。それが伝統を重んじるクラブのエースに課せられた使命だ。

偉大なエースと共に勝利を積み重ねるマンチェスター・ユナイテッドが、連覇に向けて前進し続ける。