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2012.06.05

風間八宏氏からの、THE CHANCE参加者へのメッセージ part2

世界規模のスカウトプロジェクト、THE CHANCEが着々と進行している。

キミの才能を示せ、ハングリーさをアピールしろ。

風間八宏氏が「THE CHANCE」へチャレンジする若き才能たちへメッセージを送っている。

風間氏のメッセージから、チャンスをつかみ取るための重要なヒントを手に入れろ。

■ライバルに差をつけるためには

私が皆さんと同じくらいの年代のときに意識していたのは、絶対にボールを取られないということです。取られるという発想がありませんでした。そして、ボールを絶対に奪うこと。簡単に言うと、1対1は絶対に負けないこと。それだけです。

自分がボールを持っていれば、どんなに足の速い相手が来ようが、体の大きい相手が来ようが、全くそういう能力は関係なくなるわけです。例えば小学生のときは足が速くて、そのまま身長が伸びて中学生になって足が遅くなった、みんなのほうが速くなってしまったとします。そしたら、みんなと同じように走らないでいい方法を考えるのです。そのためには人と全く違うことをやらなくてはいけませんし、絶対にボールを取られない自分を作っていかなくてはいけません。そのトレーニングはそれぞれの発想力によって違うと思いますが、そこに絶対出てくるのは、質は量からしか生まれないということです。ボールを取られないで、ボール取れる選手は、どこに行っても活躍できるのです。

私もドイツでプレーしていたとき、周りに比べて身体が小さかったです。だけど身体が小さいからといって、当たられても動きませんでした。自分の身体をこうすれば簡単に動かない、というようなことを考えながらトレーニングをしてきたからです。185cmの選手に対してボールをブロックしなければならない、となったときに、日本人と同じようにやっていたら、ボールを奪われてしまいます。その力を減らすためには、もっと視点を変えないといけません。それは発想力がないとできない、つまり頭を扱う技術がないとできないですし、ボールを扱う技術がないとできません。

発想というのは、すごく伸びる糧になります。発想から技術が生まれるし、発想から望みが生まれます。望む、ということも自分を伸ばすために非常に大切なことです。

ハングリーというのは自分で作っていくもので、自分が望んだ分だけ到達することができます。逆に言うと、望んだ分しか伸びません。自分が契約するだけの選手になりたいのか、あるいは将来10億を稼ぐ選手になりたいのか。そういうことで日常が変わります。本気で望める選手は、自然と上に行くのです。

NIKEFOOTBALLは、若き才能の原石を発掘するため、常にアンテナをはっている。キミの周りで噂されている選手やライバルについて、「ロッカールーム47」で語り合おう。
キミたちの会話から、未来のスター選手が生まれるかもしれない。

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