2012.07.02
【THE CHANCE】セミファイナル東北ラウンド 45名の熱き挑戦
世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」。
ジャパンセミファイナル東北ラウンドが6月30日に行われ、福島県の尚志学園尚志高等学校のFW皿良優介選手、DF佐藤翔太郎選手、帝京安積高等学校のMF岡崎涼選手、仙台大学のDF池田リアンジョフィ選手の4人がジャパンファイナルへの切符をつかみとった。
セレクションには45名が参加。20メートルダッシュや持久走などのフィジカルテストの他、5対5、3対3のミニゲーム、ポジション別テストを実施。そこから32名に絞りこまれ、3チームによる30分3本のゲームなどが行われた。
初めて会う選手とチームを組み、ジブンの武器をいかにアピールし、チームを勝利に導くか。緊張感と熱気に包まれる中、選手たちは世界への挑戦権という夢を胸に、ジブンのハングリーさをピッチ上にぶつけた。
スカウトを担当するリー・マンソン氏は、選出した4人について次のように語った。
「皿良選手は非常にクリエイティブで、ゲームを変化させることができる。素晴らしいシュートでゴールを決めたし、他にもチャンスを作っていた。岡崎選手はオフ・ザ・ボールの動きに秀でていた。フットボールにおいては、自分がボールを持っていないときに味方をどうサポートするか。どう動いてボールを受けてあげるか、選択肢を与えるか、というのが重要。彼はそれができている。池田選手は、驚くほど力強いセンターバックだ。完全に頭一つ抜けてヘディングをし、遠くへ飛ばしてしまう。これだけ力強いセンターバックがいると、チームメイトの気持ちも高ぶる。佐藤選手は素晴らしいパスセンス、ビジョンを持っている。ああいう視野を持っている選手というのは、それほど多くない」
45名のうち、41名はジャパンファイナルに進めず、「THE CHANCE」での挑戦はここで終わることになる。しかしマンソン氏は次のように、選手たちにメッセージを送った。
「今日選ばれなかったからといって、キミたちのフットボールが終わったわけではない。
ディディエ・ドログバは、21歳までどのクラブとも契約ができなかった。セレクションに落ちて、落ちて、それでも自分の能力を信じて努力を続けたからこそ、今がある。自分を信じて、また次の舞台で挑戦してほしい」
選ばれた4名は21日、22日に2日間に渡って行われるジャパンファイナルへ進む。
東北の皆さん、彼らの挑戦を応援しましょう!
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※セミファイナル九州ラウンドは7月7日、関西ラウンドは14日、関東ラウンドは16日に実施。
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