chance_640.jpg

2012.08.24

【THE CHANCE】グローバルファイナル、山之内選手と木下選手がセミファイナルへの切符を獲得

世界各国から55カ国総勢100名がバルセロナに集い、プロになるチャンスを目指すスカウトプロジェクト「THE CHANCE」。

休息日を挟んで迎えたこの日は、100名から52名まで一気に絞り込まれる第一の関門。午前中から行われたトレーニングでは、ウォームアップから始まり、8対8のミニゲームや変則的なポゼッション練習が行われたが、一段とプレーの激しさが増し、スカウト陣もその様子に目を光らせていた。

pc_sub01.jpg

午後は休息の時間を経て、夕食の会場で選考を通過した52名が発表された。発表会場では特別ゲストとして、イングランドでプレーし、ブラジル代表でも活躍するダヴィド・ルイス選手が登場。「常に努力し続けることが大事なんだ」と選手たちにエールを送った。

日本から選考を通過したのは、鹿児島実業高等学校のMF山之内優貴選手、滝川第二高等学校のFW木下稜介選手。一方、桐蔭学園高等学校のDF冨澤右京選手は惜しくも選ばれなかった。

pc_sub02.jpg

翌日に52名から26名に絞り込むためのセミファイナルが控える中、夜には選手全員でバルセロナの本拠地「カンプ・ノウ」で開催されたカップ戦を観戦。「クラシコ」と呼ばれる世界最高峰の一戦を観戦した3選手は、「初めて海外の試合を生で見ることができて感動した。すごく勉強になった」と語っており、大いに刺激を受けたようだ。

3選手はそれぞれすでに前を見据えている。彼らの言葉に耳を傾けてみよう。

pc_sub03.jpg

山之内優貴選手
「(発表の時は)名前を呼ばれるのが遅かったので、ドキドキしながら待っていましたが、選ばれてよかったです。明日は、まずは自分でボールを奪うところから始めて、そこから持ち味の攻撃でパスを配球して、ゴールに向かっていきたいです」

「海外のセレクションでは、みんな自分の持ち味を出そうとする気持ちが強いので、そこは日本人も見習うべきだと思います。このぐらいいつも気持ちが入った感じでできればと思います。そういうところを意識しながらプレーするようになりました」

木下稜介選手
「呼ばれたのが最後だったので、呼ばれないかと思っていたんですけど、残ることができて嬉しかったです。次は11対11なので、そこでも自分の持ち味を出せるように頑張りたいです」

「ボールをなかなかもらうことができず、自分でミスをしてしまった部分が結構あったので、アピール不足かと思い、ちょっと不安でした。(選ばれた理由は)ドリブルとか強引さとかを評価してくれたのかと思うので、これからもその部分を出していきたいと思います」

冨澤右京選手
「やりきりましたし、自信はありました。与えられた練習の中で自分のプレーを出せたので、それはよかったです。選ばれた選手と差はなかったと思います」

「鹿島アントラーズの練習に参加させていただいたり、海外の選手とプレーしたりと、今回は本当に色々な経験ができました」

「もっともっとフィジカルを鍛えなきゃと思いましたし、今回残れなかったことによって、まだまだだな、もっと頑張ろうと思いました。もっと練習してレベルアップして、将来はプロになれるように頑張りたいです。まだまだ日本のクラブへの練習参加とかもあるので、そういうチャンスを無駄にせず頑張っていきたいです」

「海外の人たちは日本人とは全然違いました。雰囲気とかノリとか海外の人はそういう面ではすごくいいなって思いましたし、自分自身もコミュニケーションを取ることを意識してやりました。そういう面では成長できて、言葉も覚えられたし自分のためにもなりました。サッカーにとってもすごく大事な要素だと思います」

●グローバルファイナルの様子はこちらから
※PC、またはスマートフォンよりご覧ください。

【関連するキーワード】
THE CHANCE 2012, THE CHANCE GLOBAL,

mixiチェック