2012.08.27
【THE CHANCE】グローバルファイナル最終日、 木下選手が最終16名のメンバーに選出
世界各国から55カ国総勢100名がバルセロナに集い、プロになるチャンスを目指すスカウトプロジェクト「THE CHANCE」。
世界各国で行われてきたセレクションも、この日が最終日。
ビッグクラブへの挑戦権を勝ち取るため、26名は最後の生き残りをかけ、カンプ・ノウの真横にある、バルセロナBの本拠地となる「ミニ・エスタディ」でファイナルセレクションマッチに挑んだ。
この試合はバルサTVで生中継され、さらには世界屈指のレフェリーとして知られるハワード・ウェブ氏が主審を務めた。大勢のスカウトが見守るなか、日本からは鹿児島実業高等学校のMF山之内優貴選手が青チームのセンターバック、滝川第二高等学校のFW木下稜介選手が赤チームの左ウイングで先発出場。
30分3本という変則マッチで、各国の選手がそれぞれアピールしていくなか、山之内選手はディフェンスラインからのゲームメイク、木下選手は得意のドリブルや献身的なプレーを見せた。
夜には元フランス代表監督であるローラン・ブラン氏が登場し、参加した100名全員にエールを送る場面も。そして、いよいよ最終選考の16名を発表。
日本からは「テクニックがあり、規律、ハードワークを兼ね備え、素晴らしい才能を持っている」とコーチ陣から評価された木下選手が選出された。
木下選手は2013年よりTHE CHANCEを勝ち抜いたメンバーの一員として、マンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブを巡るグローバルツアーに参加することになる。
見事に世界の16名に名を連ねた木下選手の声に耳を傾けてみよう。
木下稜介選手
「今日のプレーの出来は良くなかったので、正直呼ばれないと思っていました。
呼ばれたときは本当に自分が呼ばれたのかわからないぐらいびっくりして、今まで生きてきて一番嬉しかったです。頭が真っ白になりました。
これまでたくさん練習したので、それが報われたんだと思ったら、思わず嬉し泣きしてしまいました」
「ファイナルマッチでは、ミスをしてしまったり、仕掛けなくていいところで仕掛けてしまったり、
シュートを打てるところで打てなかったりしたので、その点が反省点です。
でも、ドリブルを積極的に仕掛けていった部分が評価されたのではないかと思います。パスを要求されても、すべて応じるのではなく、自分のプレーをやり通したことが良かったのかなと思います」
「次の1月のスカウトツアー開始までは、けがは絶対しないようにして、ベストコンディションで迎えたいです。ここからが一番しんどくなるので、最後の一人に残れるように力を出し切りたいです」
「この1週間で一番苦労したのはコミュニケーションです。
英語ができないとコーチの指示もわからないし、仲間も何を言っているかわからないというのを痛感したので、グローバルツアーに向けて最低限は準備していきたいと思います」
「このプロジェクトがあって本当に良かったです。サポートしていただいた日本のスタッフの皆さんのおかげでもあるので、みんなに感謝しています」
●グローバルファイナル最終日の様子はこちらから
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