長友佑都が敗色濃厚のインテルを救った。

欧州の強豪クラブがしのぎを削るカップ戦のグループリーグ初戦、インテルは1－2と1点ビハインドのまま後半ロスタイムを迎える。

敗戦の2文字が徐々に現実味を帯びていく中、長友は最後まで攻撃的な姿勢を貫く。左サイドから中央へとドリブルで切り込み、ボールをはたきながらゴール前に侵入すると、右サイドから上がったクロスを強烈なダイレクトボレーでゴールへと叩き込んだ。
　
長友の尽きることのない驚異的なスタミナと追跡不能の加速、そして最後まであきらめることのない強じんな精神力がインテルを支えている。
　
無冠に終わった昨シーズンの屈辱を晴らすべく、長友はチームのために走り続ける。