真冬にも関わらず最高気温が15度を記録する好天に恵まれた1月25日(土)。J-GREEN堺にてNIKE CHANCEジャパンセレクション関西ラウンドが開催された。ここで1名の選手が日本代表として選出され、3月に行われるグローバルセレクションに参加することとなる。

代表となる選手の選考にあたったのは、元日本代表の名良橋晃氏と中西永輔氏、鹿島アントラーズ強化部長谷川祥之氏、浦和レッズ強化部宮崎義正氏のほか、NIKE FCコーチ陣からリー・マンソンヘッドコーチと櫛山匠コーチの計6名。プロの観点から厳しい眼で選手をチェックした。

1次審査は基礎技術のテスト。パスやトラップの技術レベルを6名のスカウトの目から徹底的にチェックされるという、普段味わうことのない緊張感。序盤はその空気に飲まれ自分を出すことができず、ただ単にメニューをこなすだけの選手が多かった。しかし、集まったのはチャンスを掴むという強い気持ちを持った挑戦者たち。セレクションが進むにつれて徐々にアピールする選手が目に付くようになっていった。

2次審査からは、事前にNIKE FOOTBALL専属スカウト陣により1次審査を免除になっていた選手たちが合流。格段に熾烈になる戦いの中、選手たちのアピールもさらに激しさを増す。

そして迎えた最終の3次審査。メニューは25分ハーフでの11対11の試合。世界で挑戦するための切符を勝ち取る最後の戦いだ。ピッチでは全ての力を出し切ろうと、コーチングの声やボールを要求する声が飛び交う。各選手がリスクを冒してでもチャレンジを続け猛烈にアピールした結果、生まれたゴールは計10ゴール。非常に気持ちの入った50分間は、代表選手を1名に絞らなければならないスカウト陣を大いに悩ませた。

最終的に名前を呼ばれたのは、瀧本高志(履正社高校2年FW)。3次審査では2ゴール3アシスト。多くのゴールに絡むプレーと、相手を寄せ付けない圧倒的な突破力が認められ、見事選出された。残された切符はあと1枚。2/1(土)に行われる関東ラウンドでの勝者が、瀧本と共に日本代表として3月にイギリスで行われるグローバルセレクションに挑戦する。

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