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2010.12.01

「THE CHANCE」最終セレクションに挑む熊田陽樹選手の思い

2011年1月19日~23日に、イングランドで開催される「THE CHANCE」の最終セレクション。世界40カ国から難関をくぐり抜けた100名の選手が、1年間のイングランドでのサッカー留学をかけて競い合い、最終メンバーの8名が選ばれる。日本を代表してこのセレクションに挑む4名の選手は、今、何を思うのか。流通経済大学付属柏高校3年の熊田陽樹選手の言葉に耳を傾けてみよう。

【最終セレクションに向けての意気込み】
「イングランドでのセレクションでは(合格者の)8人に残れるように自分の力を出し切りたい。仲間も『頑張ってこい』と応援してくれていますし、みんなの期待に応えたいと思います」

「海外の選手はフィジカルが強いイメージがあります。技術は日本人のほうが高いという話も聞きますが、向こうの選手は気持ちの強さが違うと思う。ハングリーさが違う。でも、負けない自信はあります。自分の強みはスピードと突破力だと思いますので、そこをアピールしたいです」

「日本人のプライドを持って臨みたい。がむしゃらに全力でチャレンジしたいと思います。最初は緊張するかもしれませんが、始まってしまえば熱中するタイプなので。海外は選手の良い所しか見ないと聞いています。ミスを気にしていると、すぐ見放されてしまうと思うので、積極的に自分の長所を出していきたい。気持ちを強く持っていないと向こうでは通用しないと思いますし、日本で選ばれたことに満足せず、貪欲にトライしたいですね」

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【普段の練習で心掛けていること】
「ゴールが見えたら得点を狙うプレーを心掛けています。それが自分の長所だと思いますし、常に自分の"武器"を生かすことを考えています。あとは、ファーストタッチのボールの置き所やオフ・ザ・ボールの動き。どこにボールを置けば、どこでボールをもらえば自分の長所を出しやすいのかを意識しながらプレーしています」

「ピッチを離れた部分では、自分と同じポジションの選手の映像を見てイメージトレーニングをしています。参考にしているのはクリロナ(クリスティアーノ・ロナウド)ですね。ドリブルのうまい選手が好きです。クリロナ以外だと、憧れは(カルロス)テベスです」

「中学生の頃からサーフィンとか、いろいろなスポーツをやっているので、そのおかげでバランス良く筋肉がついてきたのかもしれません」

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【将来の目標】
「まずは高校で日本一に。将来はプロになって、最終的には海外でプレーしてみたいです。理想はプレミアリーグ。チームはバルセロナが好きですけど、イングランドはスタジアムの雰囲気がとても良いので。一緒にプレーしてみたい選手は、クリロナとか(アンドレス)イニエスタ。びっくりするようなプレーを自然にやってのけるところがすごいと思います」
「日本人と海外の選手ではどこが違うのかを知りたいですし、ヨーロッパに行ったことがないのでフットボールの本場がどんなところなのかも楽しみです。合格はもちろんですが、いろいろなものを吸収して、将来の自分にプラスになるような経験ができればと思います」

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部活の練習がほぼ毎日あり、平日は朝5時台に自宅を出て、帰宅時間が22時を回ることも珍しくないという熊田選手。サッカー漬けのハードな日々にも、「うまくなりたいから」と笑顔で語る熊田選手からは飽くなき向上心を感じ取ることができた。彼が自身の強みと分析する「スピードと突破力」以上に、現状に満足せず、常に上を目指すその姿勢こそが熊田選手の最大の強みかもしれない。

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「THE CHANCE」の最終セレクションは、いよいよ来月開催。NIKEFOOTBALLでは、今回紹介した熊田選手、そして彼とともにイングランドに渡る木下ロベルト選手、平野伊吹選手、宮崎弘輝選手にフォーカスし、最終セレクションまでの4選手の挑戦をリポートし続ける予定なので、欠かさずチェックしてほしい。また、彼らのライバルとなる各国の選手に関する情報は近日公開する予定だ。

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