「THE CHANCE」最終セレクションが開催されるロンドンに到着した日本代表の4選手。過去に、地元アーセナルや、ブラジル代表、ポルトガル代表の選手らも宿泊したSOPWELL HOUSEでは他国のライバルたちとの交流を深め、互いにモチベーションを高め合った。

この日、行われたオープニングセレモニーには、プレミアリーグで活躍するラファエル・ファン・デル・ファールト、マイケル・エッシェンがスペシャルゲストとして登場。若き挑戦者たちは、憧れのプロ選手と夢のような一時を過ごした。

■平野伊吹選手／尚志高校3年
「SOPWELLHOUSE（宿泊地）に入って、他国の選手を見るといよいよだなと。明日からのセレクションに向けて気持ちが高まってきました。日本人の武器であるテクニックの部分を見せたいと思います。ドリブルだったり、パスだったり、日本人らしい柔らかさというものを出せればと考えています。準備はできてますし、やれます」

「他の日本の3人は、セレクションが始まればライバルですけど、味方というか大切な仲間でもあるので、4人全員で合格できれば最高ですね」

「木下（ロベルト）君が通訳をしてくれて、ウルグアイの選手と話すことができました。すごいフレンドリーで、すぐに仲良くなりました。英語を勉強したくなりましたね」

「エッシェンに会えて本当にうれしかったです。一生できないような経験だと思います」

■木下ロベルト選手／益子芳星高校3年
「すごくモチベーションも上がってきて、他の国の選手を見ても『やれる』という自信が出てきました。もうちょっと『怖いかな』と思ってました。威圧的なオーラを出してるんじゃないかと。でも、いけると思いますね。十分やれると思います」

「明日（20日）からフィジカルトレーニング。フィジカルでは負けたくないし、死ぬ気でやりたいと思います。もちろん、テクニックの部分でもしっかりアピールして、まずは32人に残りたい。そして、最終目標の8人に残りたいですね」

「ファン・デル・ファールト選手や、エッシェン選手が言っていた『サッカーを楽しむ』ことを目標にしたいですし、そこを意識したい。他の国の選手とも言葉を交わして、こういう機会はあまりないと思うので、ウルグアイの選手ともスペイン語で話して仲良くなりました」

「ロンドンでの説明を受けて、改めてナイキアカデミーに入りたいと思いました。絶対に8人に残りたいです。日本で培ったものをどんどんアピールして、今後挑戦しようと思っている日本の同世代の選手にも何か希望を与えられるような存在になりたいと思います」

■熊田陽樹選手／流通経済大学付属柏高校3年
「ロンドンに来て、モチベーションが一気に上がりました。もっと注目されたい、活躍したいという意欲が高まりました。絶対選ばれてやるぞ、その気持ちでいっぱいです」

「他の国の選手に負ける気はしないです。体が大きい選手はいますけど、テクニックでは負けないと思う。日本で闘ってきた相手より、オーラのある選手はそんなにいないような気がします」

「セレモニーでは、他の国の選手とも話すことができてうれしかった。自分たちと同じ感じなんだなと思いました」

「明日はセレクションの初日。緊張しないで、リラックスを心掛けて、密かに闘志を燃やしたいと思います」

■宮崎弘輝選手／法政大学第二高校3年
「こっちに着いて、設備のすごさにびっくりしました。『やっと着たな』という感じもありますし、最終合格者の8人に選ばれれば、もっとすごい環境で自分を高められます。選ばれたからこそ、できていることがたくさんありますし、本当に貴重な経験なので、思い切り楽しみたいです」

「海外の選手は大きくて、体格差とかは圧倒されるところもありますが、やってみてどうなのか、それをしっかり把握したいと思います。自分がどれだけできるか、試してみたいです」

「他国のライバルを見て実感も湧いてきたし、日本の代表として挑戦している、という自覚が改めて強まりました」

「木下君が会話しているのを見て、語学力は大事だと思いました。世界を意識する上で、言葉は重要だなと」

「明日から本番のセレクションが始まります。一日一日を大事にして、自分の力をしっかり出せるように頑張りたいと思います」

世界40カ国から難関をくぐり抜けた100名の選手うち、わずか8名の合格者がナイキアカデミーでのサッカー留学の切符を手に入れることができる。

最終セレクションでは、テクニック、判断力、フィジカルなど、2日間に渡る様々なテストを通じて32人名に絞り込まれた上で、3日目のファイナルゲームで8名の合格者が決定。

日本代表4名の挑戦は、NIKE FOOTBALLのウェブサイトで随時お伝えして行く予定だ。彼らが、自らの手で世界へのチャンスをつかみ取る瞬間を見逃すな。