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2011.01.21

「THE CHANCE」最終セレクション-TRIAL DAY1

世界との闘いがついにスタートした。最終合格者の8名に与えられるのは、本場イングランドでの1年間にわたるサッカー留学という最高のチャンスだ。

選考初日の1月20日は、判断力やドリブル、シュートのテストの他、ボールコントロールやパス精度やタイミングをジャッジするトライアルが行われた。日本を代表して最終セレクションに臨んでいる熊田陽樹選手、宮崎弘輝選手、木下ロベルト選手、平野伊吹選手もチャンスをつかみ取るために、各国の選手たちと激しく競い合った。

トライアルを見守ったフース・ヒディンクは、「THE CHANCE」最終セレクションの意義について次のように語っている。

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「若い選手たちにとって、チャンスをものにすることはとても重要なこと。このような取り組みは、世界中の若者に夢を与えるでしょう。最終合格者の8名に残れば、チャンスはさらに大きなものになる。プロのスカウトから注目される可能性も十分にあると思いますし、新しいプロへの階段と言える取り組みとも表現できます」

「アジアのフットボールプレーヤーは、この10年で自分たちの可能性に気づきました。フットボールの先進国と呼ばれる強国とも互角に渡り合えることを証明していますし、ドイツやイングランドなど、欧州のトップリーグで多くのアジア人が活躍しています。今回のセレクションでもアジアのパワーが証明されるのではないでしょうか。トライアルを受けている選手へのメッセージとしては、自分の武器を見せてほしいということ。成功には運も必要ですが、自分の良さを100パーセント発揮することができれば、運に頼る必要はない、私はそう思います」

そして、名将ヒディンクも見守ったセレクション初日を終えて、4人の高校生は何を感じたのか。彼らの言葉に耳を傾けてみよう。

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■熊田陽樹選手/流通経済大学付属柏高校3年
「手応えとしては、『全然やれるな』と思いました。ただ、自分としては、もうちょっとできたはずだと。パス回しも、もっとボールにさわっていかないといけないですね。実力は通じるけど、セレクションなので、自分の持てる力だけではなく、いかに目立つかが重要だと思います」

「明日はファーストタッチから、積極的に前に出て、シュートを打っていきたい。体の強さも、ビビらずいくことができれば負けないと感じました」

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■宮崎弘輝選手/法政大学第二高校3年
「午前中に基礎をやって、その時は思ったよりやれる部分はあったかなと感じて、シュートやドリブル、パスなんかは全然やれると思いました。ただ、午後のミニゲームでは、プレスとか球際とか、海外の選手がかなり激しくくるので、そこは日本との違いを感じました。でも、それも明日から改善できればと思います」

「海外との差は、技術面についてはそんなに感じていません。でも、気持ちの部分は本当にすごい。球際の強さもその気持ちがあってこそだと思います。僕も自分にできることをしっかりやりたいなと改めて感じました」

「トライアル後のパーティーでは、(ジャック)ウィルシャーとか、近い世代で注目している選手に会えてうれしかったです。彼らのプレーを参考にしたいと思います」

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■木下ロベルト選手/益子芳星高校3年
「スペイン語でコミュニケーションを取れる選手がいるので、そこは自分にとってもプラスだと感じました。海外の選手との差は特に感じません。やれそうな気がしています。実際に相手と対峙してみて、今そういう気持ちが大きいですね」

「自分の課題は体力だと思うので、準備の仕方が差に出てくると思います。他の選手と比較してというわけではないですが、上を目指すためにクリアすべき課題ですね。まずは32人に残りたい。絶対に残りたいと強く思いました」

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■平野伊吹選手/尚志高校3年
「海外の選手も、ずば抜けてうまいというわけではないですし、負ける気はしません。でも、あまりボールにさわれていないところもあるので、どんどんボールに絡む必要があると思いました。ただ、日本の選手のほうが技術も高いし、自信を持てるところだと思います」

「課題はコミュニケーションの部分。積極的に周囲とコミュニケーションを取る選手は目立っていたので、明日は自分からボールを呼び込めるように動いて、どんどんアピールしていきたいと思います」

「夜のパーティーには、(アンドレイ)アルシャヴィンとか、有名な選手がたくさんきていたので興奮しました。彼らと同じ舞台に立ちたい。心からそう思いました」

世界40カ国から難関をくぐり抜けた100名の選手うち、ナイキアカデミーでのサッカー留学の切符を手に入れることができるのは、わずか8名。狭き門であることに間違いはないが、ヒディンクが語るとおり、自分の良さを100パーセント発揮することができれば、チャンスの扉は開かれるはずだ。

日本代表4名の挑戦は、NIKE FOOTBALLのウェブサイトで随時お伝えして行く予定。彼らが、自らの手で世界へのチャンスをつかみ取る瞬間を見逃すな。

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