絶対に負けを許されない地元クラブとのダービーマッチで、原口元気が浦和レッドダイヤモンズの窮地を救った。

1－2のビハインドで迎えた終盤、左サイドでボールを受けた原口は、猛然とドリブルを開始する。

圧倒的なスピードと巧みなテクニックで相手DF2人を振り切り、体勢を崩しながらも鋭く左足を一閃。放たれたボールがサイドネットに吸い込まれた瞬間、"赤き選手"と"赤きサポーター"は歓喜に包まれた。

「とにかく突破したかった。ゴールを見ずに感覚で撃ちました。最後、サイドネットにボールが入ったところだけ見えました。あれは気持ちで入ったゴールだと思います」

ゴールへの執念が劣勢に立たされていたチームを救った。

あきらめない心こそ、得点を生み出す最大の"武器"だ。

絶対にあきらめない気持ちとゴールを渇望する精神力が原口を突き動かし、原口のスピードが浦和レッドダイヤモンズを力強くけん引する。