2011.06.23
李忠成の「ゴールへの意欲」が広島を加速させる
厳しい連戦が続く中、サンフレッチェ広島が持ち前の攻撃的なフットボールで打ち合いを制した。
長短のパスを使い分け、相手を翻ろうした広島は、1-1で迎えた43分に李忠成が見せる。ロングボールに素早く反応した李は、抜群のスピードで最終ラインの裏に抜け出すと、DFをうまくブロックしながら左足を一閃。チームを勢いづける大きな追加点を奪った。
リーグ戦5試合ゴールのなかった李だが、「ヒーローになりたい」という気持ちを常に持ち続け、貪欲にゴールを狙い続けた。その姿勢が広島の攻撃的なフットボールをさらに加速させている。
首位との勝ち点差は3。「厳しい連戦が続くが、全員の力で乗り切りたい」という指揮官の言葉通り、広島は想いを束ね、全力で走り続ける。