細貝萌が、ドイツの地で存在感を高めている。

盟主との対戦で、ボランチとして先発フル出場を果たした細貝は、フランク・リベリーのシュートに身を投げ出して対応するなど、エネルギッシュなプレーでチームを鼓舞。決して諦めない姿勢でメンバーの士気を高めた。

その姿勢が身を結んだのは64分。CKのこぼれ球に反応した細貝は、素早い判断、そして完璧なボールコントロールでゴールを射抜き、チームに追い上げムードをもたらした。

今シーズン3点目をマークした細貝。激しいポジション争いの中、様々なポジションをこなしながら結果を残し、チームでの信頼感を勝ち取りつつある。

「得点出来た事は素直に嬉しかった。でも、勝ち点を取る事が出来なかった」

自身のパフォーマンスを勝利に結び付けること。その思いが、細貝を突き動かす。

目指すはチームの勝利。そのために自らを高めることが、細貝萌のチャレンジだ。