抜群の決定力を誇る二人のストライカーが、チームを大勝に導いた。

11月27日に行われたリーグ第13節、チアゴ・シウヴァの完璧なボールコントロールから放たれたミドルシュートで先制すると、続いてズラタン・イブラヒモヴィッチが魅せる。16分、ペナルティーエリアの手前で素早く前を向き、守備陣の一瞬の隙を突いて右足を一閃。放たれたシュートは鮮やかな放物線を描きながらゴールへと吸い込まれ、リーグ戦通算100得点目を記録した。

一方、抜群のゴールへの嗅覚を見せたのは、負傷明けのパトだ。33分、ゴール前のこぼれ球にいち早く反応すると、試合を決定付ける一撃をゴールへ突き刺し、今季リーグ戦初ゴールをマーク。44分には積極果敢にドリブル突破を仕掛けてPKを獲得し、このチャンスをイブラヒモヴィッチが冷静に沈め、前半だけで勝負を決めた。

どんな状況下でもチームのためにゴールを決め、勝利に導くのがエースの仕事だ。決してブレないハートと強靭な体躯を持つイブラヒモヴィッチのプレーには、エースとしての自覚が宿る。その才能を遺憾なく発揮しているパトも、爆発的な攻撃力でチームに勢いを与える。

昨シーズンのリーグ王者を支える二人のストライカーから、目を離すな。