2011.11.24
成長を証明するために、結果を残した大津祐樹
ロンドンを目指す闘い、敵地での一戦で大津祐樹が躍動した。
チームに合流して間もないながらも先発出場した大津は、前半終了間際、CKのこぼれ球に反応し、滑り込みながら右足アウトサイドの柔らかなタッチで流し込み、重苦しい空気を断ち切る先制点を奪った。
「ドリブルで世界を魅了したい」
そう誓って飛び出したドイツの地で、厳しい競争に身を置きながら努力を重ねてきた大津にとって、自らの成長を証明するために、何よりも結果が必要だった。
「苦しみを乗り越えてこそ上のレベルに行ける」
立ちはだかる壁から目を逸らさず、一つ一つ着実に乗り越えていくこと。その繰り返しの先に、ロンドン、そして自らが理想とする選手像がある。
次は27日、日本での"凱旋マッチ"。成長の階段を駆け上がる若武者の挑戦から、目を離すな。
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