2011.11.28
大津祐樹と濱田水輝、ロンドンへの大きな一歩
ロンドンへと続く闘い。
ホームでの大一番で日本を勢いづけたのは、濱田水輝だった。前半終了間際、ヘディングで相手ゴールをこじ開け、チームに貴重な先制点をもたらす。
「責任と誇りを持って闘い、ロンドンへの切符をつかみたい」と語っていた濱田は試合後、「勝つことがすべてだと思っていた」と激闘を振り返った。
そして、同点に追いつかれて迎えた86分、大津祐樹がヘディングで勝ち越しのゴールを奪う。これが、2戦連続の決勝点となった。
ドイツで向上させたゴールへの意識と「苦しみを乗り越えてこそ上のレベルに行ける」という信念。果敢なチャレンジの中で積み上げた成長の証が、日本をロンドンへ導く原動力となる。
濱田と大津が抱くロンドンへの思いがチームをグループ首位へと押し上げた。2月の再戦の舞台では、2人の若武者がさらに成長した姿を見せてくれるはずだ。